木製のキッチンにはなんともいえない自然の温かみがあります。特に日本人は昔から木の家に住んでいるのでなじみも深く、実際にかつては木で作られているところがほとんどでした。しかし、時代が変わるにつれ、新しい素材であるステンレスや人工大理石、タイルなどで作ることが多くなり、最近ではそれが当たり前のようになってきました。施工業者もこのような素材を使うことを薦めることが多くなっています。しかし、温かみとぬくもりを感じながら家族のためにお料理を作りたい、自然を感じながら台所仕事をしたいと思う人も多くいます。今までの素材から木にしたい、新しい家に初めて作る台所の素材はぜひ木にしたいと思うときは、木製のメリットをしっかり覚えてうまく使いこなせるようにしましょう。

木製のキッチンのメリットについて

ステンレスや人工大理石、タイルなどの素材に比べ、木という素材はどちらかというと素朴で少々地味な素材かもしれません。しかし、ステンレスなどの素材が持っていないナチュラルで優しいぬくもりを感じさせるところが大きなメリットです。また、木の木目が目で見えるところや、優しい木の香りがするところも他の素材に比べて落ち着きを感じさせます。特に無垢のような素材だと、空気中の湿度が高いときは自らその水分を吸いこみ、空気が乾燥するとそれを排出するといわれています。キッチンは湿度が上下する場所なので、この特徴は大きなメリットでしょう。それゆえ無垢の家は結露知らずといわれています。日本人が昔から愛用してきたこの素材で作るということは、ある意味で贅沢なことなのかもしれません。

お手入れと上手な使い方について

木製はお手入れが難しいと思われがちですが、他の素材と同じようにお手入れすれば大丈夫です。かえって、ステンレスなどのものより傷が付いた場合などは修復がしやすく、扱いやすいものです。基本的には、お掃除の際に「カラ拭き」を心がけましょう。台所仕事が終わってから、洗剤などでごしごしこすると、せっかくの木目が痛んで汚れがつきやすくなります。洗剤を使う場合は少量を雑巾などに含ませて優しくこするほうがよいでしょう。あとからは必ずカラ拭きをして、十分に自然乾燥させておきます。このようにしておけば、次に使うときにまた優しいぬくもりを与えてくれるでしょう。木の風合いや木目の素朴さがひきたつ場所として、日々の暮らしや家族団欒などにおおいに役立ってくれるはずです。自然派の人にはぜひ木のキッチンがおすすめです。